1.12.2020

生理学的特性

木の美しさやその雰囲気に加え、木を使うことで室内の空気や音響効果などにも良い影響をもたらします。木材は湿気を吸収、放出する性質を持っているため、室内の空気の湿度のバランスを取ってくれます。室内の空気の湿度のバランスが取れていると、換気の回数を減らせるので空気の質を改善できると同時に、エネルギー効率も改善できます。

また、木材には抗菌効果もあり、有害な最近の繁殖を抑制します。そのため、サウナやまな板などに最適な素材といえます。木材の優れた音響的特性は楽器、講堂、コンサートホールなどにも活用されています。

内装に木材を使うことで、人の気分や心理的ストレスにも影響を及ぼします。研究によれば、木を使うことで人は生理学的にも心理学的にもポジティブな反応を示します。表材に木材を使った部屋は温かみがあり心地よいため、沈静効果もあります。このように、木材はあらゆる表材の中でも最高の素材なのです。木に触れることで人は安心感を感じ、自然を身近に感じます。

経験的にも生理学的にも、他の素材に比べると木の方が手触りが柔らかいのです。研究によれば室温のアルミニウム、冷たいプラスチックやステンレスに触れると、人はそれをストレスと感じ血圧が上昇します。木を触れたときにはそのような反応は起きません。